E+motion 独り言〈颯木あやこ〉

DSC_0112
先日、初心者も歓迎のムジカ俳句道場に参加した。
ふだん、私は詩を書いているが、数年前から短歌も始めた。
これが、詩作にも絶大な好影響を与えることに気づくのにそう時間はかからなかった。
無駄なことばを削ぎ落とす、その訓練に短歌は大いに役立ち、詩までもが引き締まってきた。
逆に、詩で培ったイメージの豊かさなどは、短歌にも活かせる。
さらに俳句を学ぶとどうなるのだろう?今からワクワクしてしまう。

オールジャンルのアンソロジーは、それぞれの作家の作品を刺激しあうにちがいない。詩だけ読んでいてはよい詩作はできないと、言われているように。

読む者にとっても、それは重層的で広大なコスモス。

そんな面白い空間を、一冊の本にするエモ企画に、みんなが参加できるチャンスが、クラウドファンディングです。
作家も、読者も、どんどん豊かになっていける!そのきっかけとして、クラウドファンディングへのご賛同を呼びかけています。

E+motinのことなら↓

【活きのいい活字を読むならアンソロジー集『E+motoin』。文芸の旬を直送!!】
https://camp-fire.jp/projects/view/56071?token=39o9twpu

【丘のうえ工房ムジカ Facebook】
https://www.facebook.com/pg/bungeimusica/posts/?ref=page_internal

今日の音楽↓

E+motion プロジェクト始動❷

mario-01

先日のつづきです。

さて、少し出版の話に戻ります。
よく言われている「活字バナレ」。
みなさんは、この現象をどう捕らえてますか?

実は、「活字バナレ」を侵攻させている一番の要因は、
大手出版社と、それに追従する取次、小売り書店そのものではないかと自身は考えてます。
あらゆる業界の中でも、もっともこわれたマーケであると感じます。

一昔前は、「立ち読み」は日常でした。
「立ち読み」することで(お店には迷惑だったか)、読者は書籍の「商品価値」を充分に確認できました。

一般商材の場合、消費者は、商品スペック・競合商品との比較など様々な情報を購入判断の材料とします。
そこには、消費者の「目」という幾重ものハードルを越えた納得と「信用」「信頼」が必ず生まれます。

方やどうでしょう、書店では立ち読み防止のためとして書籍はラッピングされ、
まったく内容が確認できないようになってます。
つまり「商品価値」を消費者に確かめさせないで、一か八かの消費を、消費者に強いているのです。
このような市場に「信用」「信頼」など生まれるはずもなく、消費が右下がりの一途を辿るのも頷けます。

そこで、まず大切なことは、商材を販売しお金を集める前に、
消費者の「信用」を集めるということです。

今回の企画で目指したいことは、
❶全行程の「見える化(K池さんの請け売り)」
❷作品内容のWeb公開
❸作品の販売を他人任せにしない
上記3点を肝に銘じ「信用」「信頼」ある運営を実現していきたいと考えてます。

最後に1月19日(金)の公開日にあたって投稿した通信を紹介します。

以下抜粋————

【エモ通信vol.4エモ企画のクラウドファンディングが公開されました‼︎】

皆さまこんにちは!
ついに、エモ企画のクラウドファンディングページが本日1月19日公開されました!

https://camp-fire.jp/projects/view/56071

企画の立ち上げに際して、数多くの方々のご支援や応援の声をいただき、とうとう今日という日を迎えることができました。
皆さま、本当にありがとうございます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あなたが「読みたい」、あなたが「創りたい」珠玉の文芸本一冊のご提案!
みんなで創るアンソロジー集!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私たち丘のうえ工房ムジカは、このコンセプトと強い覚悟を胸に、昨年より長い時間をかけて企画の準備を進めてまいりました。
そして今、常に新しい文芸世界と、その作家を「あなた」に紹介するための第一歩目を踏み出そうとしています。

初めてのことばかりで、何かと不慣れな部分もあるかと思います。

でも私たちはこの企画を、「あなたと」創り上げたい。「あなたと」成功させたい。

そして「あなたと」夢を語り合いヴィジョンを描き未来を実現してゆきたい。
今、これを読んでくださっているあなたも、その未来の一部です。

本企画を是非力強く拡散させましょう! サクセスしましょう!
より多くの方々にご賛同いただくために、ぜひこの記事のシェアをお願いいたします!!

編集部一丸となって、皆様から頂いた賛同のお気持ちと、個人個人でしかなかった作家の乗り込む方舟を作って、
未知なる文芸の水平線を目指して乗り組んでゆきたく思っています!!

「丘のうえ工房ムジカ」北澤眞人・颯木あやこ・葛原りょう

ここまで————

何はともあれ行動に移していきましょう!
今を大切に。

詳しくは↓

【活きのいい活字を読むならアンソロジー集『E+motoin』。文芸の旬を直送!!】
https://camp-fire.jp/projects/view/56071?token=39o9twpu

【丘のうえ工房ムジカ Facebook】
https://www.facebook.com/pg/bungeimusica/posts/?ref=page_internal

今日の一曲↓

E+motion プロジェクト始動❶

image_50000over

去年の夏あたりから、出版事業を本格的に開始してます。
自費出版のお手伝いをメインに、コツコツと5冊ほど出版しました。

出版業界といいますか、クリエイティブ業界なのか、、、
たぶんあらゆる業界が、市場的にはずーっと閉塞していて、
資本は全て川上で堰き止められ、いくら操業しても経営が追いつかないという現状。

やはり、しぼんだ受注をあてにするのではなく、
より川上の仕事を、創出し組み立て実行してゆく。
そんな決意が出版事業に自身を駆り立てたと思うのです。

で、さらに推し進めて、実行に移したのがクラウドファンディングを利用した、
これからの物作りと資本の集め方・運用、そこをしっかり考えた出版企画の立ち上げです。

何がちがうのか、、、

「もの」の市場価値というのは、消費者が認め与えるものです。
売り手やメディアが、いくらその価値や説明を押しつけても消費者は納得しません。
消費者の納得とは、「信用」なのです。
近年、百貨店の小売りも、この消費者「信用」というものを非常の軽視してきました。
つまり消費者を馬鹿にしてきたのです。
馬鹿にされて楽しい人はいません。当然、そこには「信用」など生まれるはずはないです。
昨今の、買い控え経済は、売り手の傲慢が作り出した当然の帰結です。

しかしながら、クラウドファンディングでは、賛同を呼びかけ、少額投資を実現します。
賛同というのはつまり「信用」です。
「信用」を集めて成り立つというところに、
問題解決のヒントがると考えるわけです。

つづく

詳しくは↓

【活きのいい活字を読むならアンソロジー集『E+motoin』。文芸の旬を直送!!】
https://camp-fire.jp/projects/view/56071?token=39o9twpu

【丘のうえ工房ムジカ Facebook】
https://www.facebook.com/pg/bungeimusica/posts/?ref=page_internal

E+motionプロジェクト共同発起人 葛原りょう ムジカマジカPV↓

デザイナー的外食 – 高円寺ラーメン① 天王

突然ですが、ラーメン。こちらをご堪能ください。
NO REASON !
shoushoga
実物でなくてすみません。
見るだけで飽き足らない方は食べに行ってみてください。是非!
高円寺ルック商店街「天王」さんの生姜醤油ラーメンです。初めて食べました。

ラーメンが好きでよく食べに行くのですが、高円寺南口エリアはかなりご無沙汰でした。普段は仕事の合間に「30分以内に食べて帰って来られる」という条件のお店に足が向きがちで、成り行き北口のお店に行くことが多いです。ラーメンは北口で用足りる、とすら思っていた程です。

迂闊でした。こんな素晴らしいお店にこれまで行かずじまいだったなんて。高円寺で働いているありがたみを半分は損していたのかもしれません。
そう思えるくらい素敵な一杯でした。
東京の、中央線の、昔ながらの醤油ラーメンが好きとい方ならド・ストライクだと思います。

とはいえこの生姜が入ったラーメンというのは、もともと新潟県長岡市のラーメンスタイルなんだそうです。食べ慣れたような味でありながら、初めての余韻。生姜は主張しすぎることなく、絶妙に醤油に合っています。スープがアツアツであることもまた良かったです。麺がまた素晴らしく、もちもちの弾力ある感触。つるつると喉へ入ってきます。程よくお腹いっぱいになりました。

メニューには炒飯やレバニラ炒めなどもあり、ゴリゴリに気合い入ったラーメン店というより、心置きなく寛げる街の中華料理屋さんといった雰囲気。そんな落ち着いた感じもまた好きになりました。きっと他のメニューも美味しいことでしょう。

厨房へ目を向けると、麺を茹でるご主人の所作に並ならぬ気配りを感じます。とても丁寧に作っているのだなという印象が伝わってきました。それで期待通り本当においしい! ご主人のプロフェッショナリティーに脱帽するしかありませんでした。
生姜の効果でしょうか、身体がポカポカと温まり、心身ともにリラックスすることができました。一杯で幸せになれるラーメン。この冬は何度も行ってしまいそうな気がします。

11月に入りパンフレットの制作が佳境に入り、来週から月レギュラーの広告媒体が始まります。そして間髪入れず月刊誌・・
次第に忙しくなりそうですが、風邪だけはひかぬよう乗り切りたいと思います。


今日のBGM The Dandy Warhols – Autumn Carnival
いじめられっ子のストーリー。可哀想なお話です。しかし少年は安易な同情など吹き飛ばすほどシャープで活動的です。抜け目ない。
少年の行為は反社会的で決して許されることではないでしょう。巷の理解ではこういう少年を「グレて」しまったと言い、大人からは叱責の対象に、仲間からは倦厭の対象になるのかもしれません。
ところがどういうことか、登場人物の誰よりも創造的で光って見える。希望すら感じる。両親や友人に対し雪辱を果たすわけでもなく、ちょっとした夢を追い飛び出してゆく。
この力強さの正体は何でしょうか。逆境に遭ったときのためにこの実感は心に留めておきたいと思います。

大衆文藝 ムジカ Vol.03 発刊!

日が短くなりました。年の終わりを早くも感ぜざるをえません。今年一年振り返ってみると、丘のうえ工房ムジカさんとの出逢いとその制作を通じて、クリエイターとして充実ある時を過ごせたという実感をひとつ得ることができました。
「大衆文藝 ムジカ Vol.03」は無事完成を見ることができました! まだまだ制作面で課題は残すものの、確実な一歩を踏み出せたのではないかと感じます。

今号は、月乃光司特集を始め、その他、沢山の著名人からの寄稿もあり、ボリュームのある内容となっております。編集長の葛原氏、プロデュースの大須賀氏の言葉にできない尽力あってこその結実であります。読み応えのある月乃氏との対談記事は必読の価値あり。

スマートフォンなど、ツールが進化しているこの時代、個人の発信力が問われ、また容易に発信可能な環境が出来上がっています。FaceBookなどSNSを駆使すれば、誰でも何処でも自己発信ができます。しかしながら、雑誌というアナログ的手法で、情報を編纂し、大衆に向けて表現者の声を伝えるということは、いつの時代も困難を極めます。

「新しさ」をツールという「箱」でただ飾るのではなく、あえて既知の印刷メディアで打ち出してゆく。「箱」が「新しい」のではなく、発信する内容がどこか「新しい」。その意思が斬新さを示唆し、より良き未来への衒いのない渇望が編集に盛り込まれている。この生きにくい世の中で、そんな彼ら丘のうえ工房ムジカの制作姿勢に、プリミティブな逞しさを感じるのです。

願わくば、この先も、時代の創出の一端を共に担えればと切に望みます。

musica03

大衆文藝ムジカ Vol.03
丘のうえ工房ムジカ
定価926円+税